i医療保険をFPが分かり易く解説します
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毎日TVから医療保険のCMがひっきりなしに流れてきています。あれだけ流されれば「自分も医療保険に入らなきゃ」と思ってしまうのではないでしょうか。 そこでFPの視点から「医療保険」について分かり易く解説していきますので、「医療保険」を選ぶ際の皆さんのご参考にしていただければと思います。医療保険について
「医療保険」とは万一皆さんがケガや病気で入院した時に、入院日数に応じて給付金が受け取れる入院のための保険です。契約時に日額1万円とかの定額で契約して、万一入院治療した時の日数に応じて例えば1万円X入院日数という金額で給付金がもらえます。また入院中に手術をした場合は手術給付金が手術の種類に応じた倍率で計算されて給付されます。まさに治療のための保険といえます。実際にかかった治療費に関係なく定額で給付されます。昨今の日本の長寿化を反映して、老後を安心して過ごしたいという志向が強くなっており、死亡に対する保障よりも入院に対する保障を重視する人が増えています。このような情勢を反映して各保険会社も新商品を開発して一番の売れ筋商品として力を入れています。医療保険には2つのタイプがあります。保障が一生涯続く「終身」タイプと保険の満期がある「定期」タイプです。
・終身タイプ
保障が一生涯続き保険料がアップしないタイプ。
・定期タイプ
保険期間を10年とか20年とか期間を定めて満期ごとに更新していくタイプ。保険料は更新時にその
年齢で計算されるので更新ごとに保険料がアップしていきます。最終的には80歳とか85歳まで更新可能である保険会社が多いです。
現在では男性の平均寿命が80歳、女性が85歳となっていますので、途中で保障が切れる定期タイプ
より何歳になっても保障が続く終身タイプが人気となっています。また医療の進歩によって、統計値から
みると平均入院日数が短くなってきておりますので、医療保険の保険料も安くなってきており、また色々
な特約も新しく開発されております。
平成20年 平均入院日数 35.6日
平成17年 37.5日
平成14年 37.9日(厚生労働省患者調査)
男女別や年齢別、病気別により入院日数に違いがありますので、一度確認してみてください。
自分がどういう病気になる可能性が高いのかを見極めたうえで医療保険を選択する必要が生じて
きます。 厚生労働省患者調査へのリンク