TOPICS〜転換について

国内生保社の保険契約については「転換」という制度が良く見受けられます。これは契約者にとっては損になるケースが 多いので、勧められたからといって安易に契約を見直さないでください。

「転換」について

 「転換」とは今の契約を解約してその解約返戻金を新しい契約の保険料に充当して契約を入り直すことです。 メリットとしては
@今まで貯めた積立金を新契約の保険料に充当できるので、最新の保障に少し安い保険料で加入することが出来る。
という点が挙げられます。しかしデメリットの方が多く、
@今までの契約が高い予定利率の場合は現在の低い予定利率の契約に切り替えられる。
A保険料は一般的には年齢とともに高くなるので、同じ保障内容なら切り替え前の契約よりも切り替え後の保険料は高くなる。したがって 保障内容が同等なら貯蓄タイプから掛け捨てタイプへの転換となっていることが多いです。
@についていえば、H5年位までの契約は終身保険で予定利率5.5〜6.0%で保険料が計算されていました。貯蓄タイプの終身保険で保険料が安く解約返戻金多いもので(いわゆるお宝保険といいます) 確定利回りですので、今の時代にはあり得ない高金利商品といえるでしょう。現状では予定利率1.2%位ですので、単純に考えれば転換をすると「5.5%の利回りから1.2%の利回りに下がります。」「契約者の年齢が上がっているので保険料も上がります。」ということになります。 これだと誰も転換はしません。しかしその部分はわからないように貯蓄タイプから掛捨てタイプの保険に掛け替えて「保障額は同じ位です。」「新しく特約が出来たのでそれが付きますので保障は広がります。」「保険料は転換前と同じです。」と言われれば転換してしまう方も多いのではないでしょうか。
基本的に転換(掛け替え)を勧められたらなぜ掛け替えしなければならないかを良く考えてください。もし保険会社の営業職員から掛け替えを勧められている方は下記からお問い合せください。(匿名・ニックネームでもかまいません。無料です。)





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