がん保険をFPが分かり易く解説します

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皆さんのかけている「がん保険」が得なのか、損なのかというのをデータからみていきます。
保険も数学の確立から成り立っているので、目安となるはずです。
がん保険の損得について
「がん保険は必要か?」というテーマについて書きたいと思います。
毎日テレビで「がん保険」のコマーシャルが流れています。あれだけ流されると「自分もがん保険に入らなきゃ」と思う人がかなりいるのではないでしょうか。
万一がんに罹患すると大変だし、治療費も高額だし・・・。色々な不安がよぎります。
長年保険に携わってきた私としては、「がん保険」は必要だと判断します。それをデータから解説します。
まずはがん死亡率ですが、がんによる死因(悪性新生物)の割合は平成19年で、30.4%で死因の第1位です。人は必ずいつか死にますので、3人に1人の方ががんで亡くなるということになります。
次にがんの罹患率ですが、どれくらいの割合の方ががんと診断されるか、
・64歳までにがんにかかる方の確率は、男性11%、女性11%
・74歳までにがんにかかる方の確率は、男性26%、女性19%
・生涯でがんにかかる方の確率は、 男性49%、女性37%
(2001がん情報センター統計より)
となっております。男性は2人に1人、女性は3人に1人の割合でがんにかかるということになります。保険の立場からいうと、皆さんが「がん保険」に加入していれば、上記確率で「診断給付金」を受け取れるということです。いかがでしょうか?これが私が「がん保険」が必要だと判断とする理由です。